今日のお茶請けは、同僚が持ってきてくれた「東京ばな奈」
明日は私も出かけるもんね。……列車の撮影の付き合いだけど。
居並ぶ三脚。重なり合うストロボ。それで博物館は人、人、人。
誘ってくれた鉄ちゃんの部屋は、小さな鉄道博物館みたい。
プレートに模型、写真パネル。ぎゅうぎゅうに詰まった列車部屋。
鉄ちゃん家行くと、ある部屋を思い出す。
六畳一間だったかな。数億円相当の美術品が詰まってたらしい。
当時は戦後の混乱期。
皆ひもじかったから、サツマイモとか南瓜と交換したかったから。
由緒ある古美術品が、闇市に大量流出したっぽい。
部屋の住人は若者で、ものすごい目利きだった。
骨董仲間に囲まれた一生だったとか。だから女友達も多かった。
でもずっと、独身。趣味を極めると、そうなるのかな?
網棚には10時のお茶用クッキー。産地見たら地元だった。
鉄ちゃんにお勧め聞けば良かった……。
なんで私、ワンピにしたんだろ。チークなんか普段使わないのにな。
鉄ちゃんが、小さな駅に寄り道する。黒光りする木のベンチ。古い看板。
外に――溢れんばかりの躑躅。
私なんか、撮らなくていいよ。駅撮ってきなよ。

写真素材足成:つつじ
http://
PR