張り詰めた空気。魔王の邪気が伝わる。冒険の前の、夢。
目覚めると目前にデスタムーア。あと右手とか左手。
「あれ、ムドーは?」
「愚か者め。初手でザオリク。私の完全勝利だっ!」
これが、現実。
酒場に集う冒険者達。新しい魔法使いを見つけた。
「あなたオーラが弱いわ。私の守護天使はミカエル。宜しくね」
これが、現実。
魔法使いのような何かから逃げ出した一行は、今いる仲間を鍛える事とした。
「じゃーハッサンが魔法使いに。チャモロは武闘家目指そう」
ダーマ神殿に、転職者の行列。
「筆記用具と判子だとお?!」
「これが呪文必修科目。試験は午後1時からよ」
これが、現実。
馬車で寛ぐ仲間達。時には中から戦いを手伝う、大切な馬車。
「お洒落な鍛冶屋はここだぜ!」
「いらっしゃいませ。情熱夏鎧パッションカラー3つと、鋸刀1つですね!
お支払いはカードになさいますか? 宅急便ですと明日10:00着になります」
これが、現実。
主人公がもう一人へ、今のままでは弱く勝てない、一つに戻ろうと提案する。
己が消える事を怖れながら。家族と別れると知りながら――
「二人で戦えばいいんじゃねえの?」
「ハッサン頭いいな」
これが、現実。
引き止める姉。去り行く弟。嘆くぶちスライムABC。
「タイジュの国では、最強だったのにな……」
強く生きろ。

写真素材足成:コーンウォール
http://
PR