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SUGAR RANCH

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スーパー○アル風DQ6

 張り詰めた空気。魔王の邪気が伝わる。冒険の前の、夢。 
目覚めると目前にデスタムーア。あと右手とか左手。 
「あれ、ムドーは?」 
「愚か者め。初手でザオリク。私の完全勝利だっ!」 
これが、現実。 

 酒場に集う冒険者達。新しい魔法使いを見つけた。 
「あなたオーラが弱いわ。私の守護天使はミカエル。宜しくね」 
これが、現実。 

 魔法使いのような何かから逃げ出した一行は、今いる仲間を鍛える事とした。 
「じゃーハッサンが魔法使いに。チャモロは武闘家目指そう」 
ダーマ神殿に、転職者の行列。 
「筆記用具と判子だとお?!」 
「これが呪文必修科目。試験は午後1時からよ」 
これが、現実。 

 馬車で寛ぐ仲間達。時には中から戦いを手伝う、大切な馬車。 
「お洒落な鍛冶屋はここだぜ!」 
「いらっしゃいませ。情熱夏鎧パッションカラー3つと、鋸刀1つですね! 
 お支払いはカードになさいますか? 宅急便ですと明日10:00着になります」 
これが、現実。 

 主人公がもう一人へ、今のままでは弱く勝てない、一つに戻ろうと提案する。 
己が消える事を怖れながら。家族と別れると知りながら―― 
「二人で戦えばいいんじゃねえの?」 
「ハッサン頭いいな」 
これが、現実。 

 引き止める姉。去り行く弟。嘆くぶちスライムABC。 
「タイジュの国では、最強だったのにな……」 
強く生きろ。


写真素材足成:コーンウォール
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FLYING

◆TAMA.29Nrg+◆TAMA/C0B6o名義です。



 えーえー、確かに森や山は越えられませんよ? 異世界も無理です。 

役立たずと呼ばないでください。これでも精一杯なんです。 
 馬車はいいなと思いますよ。冒険者達を乗せて、帰るべき場所でもあり。 
天馬や神鳥は凛々しいし、どこまでも行けます。 
ふくろは名前まである訳でして。変な名前にされると、神官が怒ってくれますよ。 
いやだから、止めましょうよ。「はなのあな」は! 
 へ? お前、どこから来たって? そりゃあ貴方。宝箱で寝てましたよ。 
古い方が価値があるんです。あるんですったらあるんです。 
力を失ったら、ただの絨毯です。どうせ、破れてます。 

 でもね……古い話です。えーと、お后が浮気したんでしたっけ? 
それで王が怒った。後宮で虐殺ですよ。ジェノサイドです。 
貴妃のいなくなった宮殿に、かわいい娘たちを連れ込んでは殺し続けた。 
王様がそれじゃあ駄目です。賢臣は悩みました。 

 だから来たんです。大臣の二人の娘が。



 姉姫は昔話を始めました。妹姫は傍らに寄り添ってます。 
様々な冒険、街の暮らしが語られました。王は続きが気になります。 
それで言ったんです。姉姫が。「続きはまた明日」と。 
話していれば、殺されませんからね。 
 そのまま何年か過ぎました。王も、もはや殺意はありません。 
普通の人々の苦労話も、たっぷり聞いてますし。 
ここまで来れば、姉妹だって安全です。 
 それでも姉姫は、語り続けたんです。無数の物語を。 
やがてその物語は、様々な伝承を吸い込みました。 
一番はじめの話は二百話程だったそうですが。 

 其処から来ました。 
そうそう。渡ったんです。竜やクリスタルの伝承の世界に。 

 そんな王様は嫌ですか。貴方はいい王様ですね。 
あ。乗りますか。え? 子供の頃、ゲマを倒したのに? 
そりゃまた随分、がんばったもんですねえ。 
その分、今強くなったじゃないですか。貴方はもう、石でも奴隷でもないんですよ。 


写真素材足成:空から海

牧童物語

 おお、そなたか。よう来た、よう来た。よくぞわしの石版を集めたのう。 
ところでどうじゃ? このわしと戦ってみるかのう? 
……おや、まことか! 祝いにこれをうけとるがええ。 
魔法の指輪じゃ。動物の声を聞き、精霊を操る指輪じゃて。 

 持ち主は男前で賢い、ええ王様じゃ。名君じゃの。 
いやあ、モテモテじゃ。それはそれは色っぽい、女王様にもモテた。 
自ずと名花集いし宮殿になってのう。しかし、フラれた事もあるんじゃよ。 

           *    *  

 これには、小さな羊飼いの話があってのう。 
とても仲のええ、村娘がおった。許婚であり、子ども同士の友達じゃ。 
娘が畑を見張っておると、そこに、あの王様が通りかかった。 
なんと! 王様が、村娘に一目惚れじゃ。 
可愛らしい、きれいな娘だったからの。王様相手に勝ち目は無い。 
気の毒にのう。羊飼いの少年は……泣く泣く娘に別れを告げたんじゃ。 

 王様は、強い兵士を沢山引き連れておった。娘がどこに逃げられよう? 
豪華絢爛な宮殿に、娘は連れ去られた。王様は娘にほうびを山ほどやった。 
娘が望めば、ありとあらゆる魔法で願いを叶えたじゃろうな。 
村の娘からすれば、目もくらむ夢物語じゃて。 
 しかしの。幼い娘の願いは、たった一つの事。 
真っ直ぐに、ひたむきに、一つの願いを持っていた。 
華麗な詩を王様に贈られ、幼い娘はおそらく。歌ったんじゃ。
王宮の美姫を前に。屈強の武人を前に。村に伝わる、牧人への恋の歌を。

 王様は心から娘を好きになっておった。本当にええ王様でもあった。 
だからこそ、願いを叶えてやった。娘をな、帰してやったんじゃ。 

 ――そう。羊飼いの少年の下に。 

 むろん、王様は指輪を失ってはおらぬ。しかしのう。 
羊飼いもまた、王と同じ魔法を使うようになった。 
羊の声を聞き、大地の歌に耳を傾ける、力を。



 これはつまり、羊飼いの指輪じゃ。 
誰でも持つ事が出来、しかし欲から手に入れようとすると手に入らぬ。 
そなたの友も持っておるぞ? 
鳥が群れる場所に、魚の群れがいると、知っておる。 
 この指輪はのう。他の世界にあったんじゃ。 
てぃあーずぽいんと? とやらに置いてあったぞ。 
はっはっは、そのまま持って来た訳ではない。 
その指輪を若者が拾ったでのう。写させて貰ったんじゃよ。 

           *    *  

 そなた、眠くはならんのか? 移民達は大概これで眠るんじゃがの。 
いやいや、長い話でラリホーを……ゴニョゴニョ……コホン! 

 なんと。わしにオルゴ・デミーラを倒せと申すか。 
おや。冒険者達も来たな。さて、どとうのひつじと戯れるかの。 
そなたも加わらんか? もうそなたの友は、充分強くなっておるよ。 
わしが動かずとも、世界を守れるほどに。それが大切なんじゃよ。 

 ……何を笑っておる。 

 もう帰るか? せめて守り人となった姿を、王に見せても良かろうに。 
その娘さんを、大事にするがええ。そなたの冒険は長いのだからの。 

 王子よ。そなたの時間に、いつでも石版を置いておくぞ。 
誰にも会わぬとしても。そなたはそなたの仲間と、旅を続けるとしても。 
ほれ、あの姿じゃ。 
石の手紙を抱えて、嬉しそうな仲間を、いつでも見に来ると良いぞ。 
そなたの時間も、これからも。わしはいつでも、待っておるからの。 


写真素材足成:牧場

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